「伊集院 登という、いい医者になる道があるはずです。」


「僕なりの道を、探してみたいんです。


 〜中略〜

 
朝田先生にいろいろ教わったけど、あの人のようには、決してなれません。
加藤助教授のように組織と闘う事もできないし、藤吉講師のようにひたすら患者の盾になる事もできません。
荒瀬先生やミキさんのような一流のスペシャリストにもなれないでしょう。
それが現実です。
だけど、・・・きっと、伊集院 登という、いい医者になる道があるはずです。
これから先は、自分で考える事だと思ってます。
だから、怖いけど、僕は行く事に決めました。」


漫画「医龍」(乃木坂 太郎、永井 明、小学館)第13巻より


教授選を控えて候補者たちが擁立され、投票権を持つ医局員はどの派閥に付くかの選択を余儀なくされている局面。
自身にとって最良の選択をするため、バチスタチームを離れる決意をした伊集院研修医。
その心境。


私も私なりの道を、私の意思と責任で開拓していこう。


この台詞がどの巻のものだったかを調べるため、久しぶりに飛ばし読みをしてみました。
改めて思ったのですが、登場人物の表情や全体の雰囲気からその人物のキャラクターを彷彿とさせる絵、すごいです。
どうでもいいけど、時々伊集院が女性のように見える、見せる?ような描かれ方をしていると思うのは私だけだろうか…ウホッ!