彩り(Mr.Children)


私がいることで笑顔になる人が少しでもいればいい。
少しよりは大勢の方がいい。
多ければ多いほどいい、と欲張る。
そのための人生にしたい。


こういうことは金では買えない。
金で何とかなることは多いけれど。
人の命や尊厳でさえ売買の対象になる世の中。
金で買う人もいるのかもしれないけど、なんか違う。
と言ってみる。
自己弁護?正当化?ひがみ?わからない。


本当に人を笑顔にしている人は、自分の生活のことなんか省みないのかもしれない。
私は臆病だから、生活を安定させないと次に進めない。
自分が働けなくなったときに他人や家族の足を引っ張るようなことにはなりたくない。
単純に備えがないのは怖いってこともあるけれど。




以上、今年4月から下書きのまま放置していた記事。
今年も終わるので中途半端だけどそのまま。


今は「多ければ多いほどいい」とは思わないなあ。
むしろ誰にも気づかれない方が気持ちが楽かもしれない。


貧しかったことへのコンプレックス。
社会的地位や権力へのコンプレックス。
「私に力があれば・・・」
と仮定の話ばかりで「力」をつけようとはしない。
せいぜい、小さなことでも何もしないよりはまし、と自己弁護するだけ。


But, life goes on.




そんな思いとともにこの歌を思い浮かべました。





ただ目の前に並べられた仕事を手際よくこなしてく
コーヒーを相棒にして
いいさ 誰が褒めるでもないけど
小さなプライドをこの胸に 勲章みたいに付けて


僕のした単純作業が この世界を回り回って
まだ出会ったこともない人の笑い声を作ってゆく
そんな些細な生き甲斐が 日常に彩りを加える
モノクロの僕の毎日に 少ないけど 赤 黄色 緑


今 社会とか世界のどこかで起きる大きな出来事を
取り上げて議論して
少し自分が高尚な人種になれた気がして
夜が明けて また小さな庶民


憧れにはほど遠くって 手を伸ばしても届かなくて
カタログは付箋したまんま ゴミ箱へと捨てるのがオチ
そして些細な生き甲斐は 時に馬鹿馬鹿しく思える
あわてて僕は彩を探す
にじんでいても 金 銀 紫


ただいま
おかえり


なんてことのない作業が この世界を回り回って
何処の誰かも知らない人の笑い声を作ってゆく
そんな些細な生き甲斐が 日常に彩りを加える
モノクロの僕の毎日に 増やしていく 水色 オレンジ


なんてことのない作業が 回り回り回り回って
今 僕の目の前の人の笑い顔を作ってゆく
そんな確かな生き甲斐は 日常に彩りを加える
モノクロの僕の毎日に 頬が染まる 温かなピンク
増やしていく きれいな彩り